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2月の誕生石【アメジスト】にまつわる神話を
ご紹介します。
ある満月の夜。
酒に酔ったお酒の神さま『バッカス』は
とんでもない悪戯を考えました。
それは、これからここを通る最初の人間を
家来の猛獣に襲わせるというもの。
運悪く通りかかったのは月の女神『セレーネ』の
使いである『アメジスト』でした。
猛獣が今にも襲い掛かろうとしたそのとき、
セレーネは事態に気づき一瞬でアメジストを
水晶に変えました。
アメジストは襲われることを免れたのです。
その後、酔いから覚めたバッカスは
深く反省し、酒は飲まないと誓いました。
持っていたぶどう酒を水晶となったアメジストに注ぎ、
水晶は美しい紫色に染まったのです。
これがアメジストになったとされています。
こんな逸話から、アメジストは
「酒に酔わない」
「自分を見失わない」
お守りとしても知られています。